商業施設で働くサラリーマンのブランド研究所

所ジョージやヒロミの生き方に刺激を受けているサラリーマン。好きなことで生きていきたい!でもどうすれば良い?考えてもそこには明確な答えなんてあるわけない。だったら、その時その時にやりたいことやろう!ということで、40歳過ぎのキャンプyoutuberがブランドの勉強を始めました。

【ブランディング勉強メモ】あらゆるマーケティング戦略の基本書 ポジショニング戦略[新版]

 

 

「ポジショニング」という新しい概念を提唱し、世界屈指のマーケティング戦略家として活躍しているアル・ライズとジャック・トラウトによる「ポジショニング戦略」を読みました。

 

 

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ポジショニングとは何か?

この本にはポジショニングの定義、特徴、戦略の立て方、実践法まで記されています。知られなければ存在しないことと同じ。つまり、消費者の頭の中に以下に入り込んでいくか?の秘訣がこれでもかと網羅されています。

 

世界中で30年以上も読み継がれる、マーケターのバイブルは今なお色あせない戦略でした!

 


「ポジショニング戦略[新版]」は、2008年4月14日に発売された書籍です。

全270ページですが、多くの企業の実例も豊富に紹介されているので、非常に読みやすかったです。僕は1週間ほどかけて一回読み、その後3日間で噛み砕きながら2回目を読みましたが、通常であれば4時間ほどで読めると思います。 

 

 

 

 

 

この記事の目次

 

 

 

 

著者の「アル・ライズ」氏ってどんな人?

 

 
アル・ライズ

Ries&Ries(ライズ&ライズ)社を経営

アメリカのマーケティング戦略

・主な著書

 ポジショニング戦略

 マーケティング戦争 全米NO.1マーケターが教える、勝つための4つの戦略

 フォーカス!利益を出しつづける会社にする究極の方法

 ブランドは広告でつくれない 広告vsPR

 ブランディング22の法則

 

 

著者の「ジャック・トラウト」氏ってどんな人?

 

 

ジャック・トラウト

・トラウト&パートナー社を経営

アメリカのマーケティング戦略

・2017年、82歳で死去

・主な著書

 ポジショニング戦略

 ブランディング22の法則

 マーケティング戦争 全米NO.1マーケターが教える、勝つための4つの戦略

 無敵のマーケティング 最強の戦略

 大失敗! 成功企業が陥った戦略ミステイクの教訓

 大魔神(シーニー)が教えるマーケティングの極意

 

 

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二人は、「アドバタイジング・エイジ」誌に連載した「ポジショニング時代の到来」で注目され、現代のマーケティングの第一人者として知られるようになった。この「ポジショニング」という概念は、当時のマーケティング界に一大旋風を巻き起こしたようです。

  

 世界屈指のマーケティング戦略家二人の共著も多いですね。

 

 

 

 

「ポジショニング戦略[新版]」の目次は?

 

 

◇今も威力を発揮する革命的コンセプト フィリップ・コトラー

◇序 マーケティング界を一変させた「新ルール」

◇01 ポジショニングとは何か?

◇02 頭脳は集中砲火を浴びている

◇03 頭の中に忍びこむ

◇04 「小さなはしご」を見逃すな

◇05  そこからでは、目的地にたどり着けない

◇06 業界リーダーになる必勝パターン

◇07 追いかける側の「勝ち方」とは?

◇08 ライバルのポジションを崩せ!

◇09 「ネーミング・パワー」をこの手に!

◇10 「イニシャル」にご用心

◇11 「ただ乗り」は失敗の元

◇12 ライン拡大は企業を弱体化させる

◇13 ライン拡大で成功するための条件

◇14 「自社」をポジショニングする方法

◇15 「国」を売り出す際のポイント

◇16 無名の島を一大観光地にする

◇17 ポジショニングでヒット商品に変身

◇18 サービス業の「正しい」戦略

◇19 地方銀行でも大手都市銀行に勝てる

◇20 ライバルの弱点は「的確」に突け

◇21 「オーソリティのお墨付」を利用する

◇22 ポジショニングは教会をも変える

◇23 自分のキャリアアップに応用できること

◇24 戦略開始前に「六つの自問」を

◇25 まとめーポジショニングで勝利する十二の決め手

◇訳者あとがき

 

 

 

「ポジショニング戦略[新版]」の大まかな内容

 

 

 

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ポジショニングとは、「情報があふれかえる現代社会で人々にメッセージを届ける」という難題を解決する、最も有効な考え方である。つまり、商品そのものに手を加えるわけではなく、消費者の頭の中に、商品を位置付ける(ポジショニングする)こと。

 

 

だが、消費者の頭脳は、じつに様々な形で情報の集中砲火を浴びている状態。

そんな頭の中に忍こむ方法とは・・。

ヒント:世界で最初に月面を歩いたのはニール・アームストロング。では、二番目に月面歩行をした人は?

 

 

世界で自社のみしか作っていない商品、提供していないサービスはない。すでにその市場にライバルがいるとき、どう戦っていけば良いのか?その場合は、ライバルのポジショニングを崩すことが大切で、それに成功した多くの企業の実例が紹介されている。

 

ポジショニングする際に気を付けなくてはならないことは、名前、イニシャル、ただ乗り、ライン拡大である。

 

最後には、自分自身をポジショニングする6つの方法、ポジショニングを実践する前の六つの自問、そしてポジショニングとは何か?そして、ポジショニングで勝利するには何が必要なのか?を十二の決め手として整理されている。

 

 

 

 

 

 


「ポジショニング戦略[新版]」を読んだ感想

 

 

 

考え方としては非常に共感できる「ポジショニング戦略」。

好むと好まざるとに関わらず毎日ものすごい量の情報を浴びている現代。人の頭のなかに入り込むのは容易なことではない。

 

そんな中で、人の頭の中に入り込むための戦略、手段、そして多くの事例が紹介されているので非常に読みやすかったし、非常に参考になった。

 

しかもこの本が1969〜1970年に著者の二人が発表した「ポジショニング」と言うコンセプトをまとめていることに驚いた。50年前の戦略が今なお変わらずに取り入れられていることだからだ。

 

モノを作るのも人。モノを売り込むのも人。買うのも人。

その人が人にPRするための手段は変わっても概念は不変であり、この不変と言うことを理解し、戦略的に実践している企業が成功していくのだと感じた1冊。

 

◆記憶に残った内容。

◯新しい価値観や人の心を変えるのは容易ではない。すでに消費者の頭の中にあるイメージを操作し、活用すること。

セブンアップはコーラではありません。

カリブ海のハワイ

 

◯メッセージはシンプルに。 

 

◯商品ではなく、消費者の側から発想せよ。

 

◯消費者の頭の中に入り込む方法。

ネタバレになってしまうので、、、

 

 

 

ブランディングマーケティングを勉強している人はもちろん、商品を顧客に売り込む営業職の方にも読んで欲しい素晴らしい1冊です。

 

 ぜひ!

 

 

 

 

 

 

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