商業施設で働くサラリーマンのブランド研究所

所ジョージやヒロミの生き方に刺激を受けているサラリーマン。好きなことで生きていきたい!でもどうすれば良い?考えてもそこには明確な答えなんてあるわけない。だったら、その時その時にやりたいことやろう!ということで、40歳過ぎのキャンプyoutuberがブランドの勉強を始めました。

【ブランディング勉強メモ】ブランドらしさを伝える為に必要なことは、デービッド・アーカーさんの「ストーリーで伝えるブランド」に学ぶ

 

 

 

マーケティング理論家でありコンサルタントでもあるデービッド・アーカーさんの「ストーリーで伝えるブランド」を読みました。

 

 

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ブランディングマーケティングとは、名前を知ってもらうことを通じて、信頼・信用を構築していくこと。では、多くの人にいかに存在を知ってもらう為には「シグネチャーストーリー」が効果的であり、その理由からストーリーの作り方まで詳しく記されている。また、企業が仕掛けた多くの事例も紹介されており、「シグネチャーストーリー」の理解を深めることができる。

 

 

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「ストーリーで伝えるブランド」は、2019年10月2日に発売された書籍です。

全229ページですが、メモをしたり思考を巡らせたり、紹介されているシグネチャーストーリーを動画で見たりしながら読んだので、3日間、約5時間ほどで読み終えました。

 

 

 

この記事の目次

 

 

 

 

著者の「デービッド・アーカー」氏ってどんな人?

 

 

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デービッド・アーカー

アメリカ合衆国経営学者、マーケティング理論家、コンサルタント

・カリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクール名誉教授

・ブランド戦略の第一人者として世界的に知られている

・全米マーケティング協会ニューヨーク支部殿堂入り

・発表論文は100本以上、著作17冊の売上部数は100万部超え

 

マーケティング分野では知らない人はいない超有名な方ですね!

 

 

 

訳者の「阿久津 聡」氏ってどんな人?

 

 

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阿久津 聡

一橋大学大学院経営管理研究科国際企業戦略専攻教授

・カリフォルニア大学にて経営学修士経営学博士を取得

・日本マーケティング学会副会長

・健康経営を実現する「健康経営ブランディング」を提唱
 

 

今回初めて存じ上げましたが、ご自身でも「知識経営実践論」など3冊を執筆されており、デービッド・アーカーの「ブランド・ポートフォリオ戦略」、「ブランド論」も阿久津氏が訳されています。

 

 

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「ストーリーで伝えるブランド」の目次は?

 

 

◇日本語版へのまえがき

 

◇第1章 シグネーチャーストーリーとは何か

 

◇第2章 複数のストーリーを組み合わせる

 

◇第3章 シグネチャーストーリーはブランドを強化する

 

◇第4章 シグネチャーストーリーは説得する

 

◇第5章 シグネチャーストーリーは価値観を伝える

 

◇第6章 シグネチャーストーリーを伝える相手

 

◇第7章 シグネチャーストーリーのつくり方

 

◇第8章 シグネチャーストーリーを強化する方法

 

◇第9章 自分を知るためのシグネチャーストーリー

 

◇エピローグ 12の教訓

 

 

 

 

「ストーリーで伝えるブランド」の大まかな内容

 

 

物語とは、それ以外の方法では伝えられない何かを伝える手段である

                    〜フラナリー・オコナー(米国の物語作家)

 

 

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ストーリーは単なる事実よりも圧倒的に強いインパクトを持っている。そこで事実を淡々と伝えることよりも、興味深く、真実味があり、人を引き込む物語であり、戦略的メッセージを伴っている「シグネーチャーストーリー」をブランドは使う必要がある、

 

シグネチャーストーリー」は、

知名度と活気という2つの重要なブランド特性を向上させる

・戦略的メッセージを推し進める手段となる

・説得力を発揮し、高次の目標で従業員と顧客を鼓舞する

・ブランド信用が傷ついたときに論調を変えることが出来る

と著者は説いている。

 

自分自身を理解し、自身の高次の目標を明かにする為にも、個人的なシグネチャーストーリーは大切である。

 

 


「ストーリーで伝えるブランド」を読んだ感想

 

 

 

この本を購入して、ストーリーで伝えるブランディングについて学ぼうと思ったきっかけが、 小さい頃テレビCMで見ていた「100人乗っても大丈夫」を未だに覚えていて、この本はこういうことだろうなぁと思ったことでした。

 

結論から言えば、合っている部分と異なっている部分があるのですが、「100人乗っても大丈夫な頑丈な物置」を作っている会社がイナバ物置であり、そんなに頑丈な物置を作る技術を持っている会社がイナバ物置であるという認識は子供ながらに持っていて、40歳を過ぎた今でも覚えているということは、大きな括りで言えば「シグネチャーストーリー」でブランディングに成功した良き例だったんだろうなと理解しました。

 

また、本の中でアメリカの「シグネチャーストーリー」例が多く展開されていますが、日本のブランドで思い付くストーリーの例がないというのも今回気が付いた点です。

 

恐らくストーリーを作るのが苦手なわけではなく、そこに投資する価値を見出していないからではないかと思います。

 

ブランディングは一朝一夕で結果が出るわけではなく、長い年月をかけて顧客と信用、信頼関係をつないでいくものであり、出世して社長になり、2〜3年で結果を出す必要がある今の仕組では難しい部分もあると思います。

 

ただ、グローバル社会となり、距離と時間という概念がなくなった今からは、わざわざ選ばれるためのブランド作りは必要不可欠であり、その理念や差別化ポイントを効果的に伝える為には、ストーリーが大切であると勉強になりました。

 

「ストーリーで伝えるブランド」で学んだこと。

知名度は強力なブランド資産である

・人は事実よりもストーリーの方が圧倒的なインパクトがある。

興味を引く。真実味がある。人を引き込む物語である。戦略的メッセージを伴っている。ことがストーリーは必要不可欠である。

 

 

この本を読んで、改めてテレビCMに興味を持ちました。後から音楽やキーワードを口ずさんだり、ふとした時に思い出したりするCMには何かがあり、その「何か」を抽象化することで、シグネチャーストーリを創るための練習が出来ると思ったからです。

 

一人でも多くの人に伝える為にシグネチャーストーリーが効果的である!

興味のある方は、ぜひ「ストーリーで伝えるブランド」」を読んでみてください!

 

 

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