商業施設で働くサラリーマンのブランド研究所

所ジョージやヒロミの生き方に刺激を受けているサラリーマン。好きなことで生きていきたい!でもどうすれば良い?考えてもそこには明確な答えなんてあるわけない。だったら、その時その時にやりたいことやろう!ということで、40歳過ぎのキャンプyoutuberがブランドの勉強を始めました。

【ブランディング勉強メモ】革命のファンファーレ 現代のお金と広告  著者はキングコングの西野亮廣氏

 

 

絵本の分業制、クラウドファンディング、無料公開など、次々と新しい戦略を打ち出しているお笑いコンビ・キングコング西野亮廣による「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」を読みました。

 

正確にいうと、2年半ぶりに読み返しました。

 

 

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題名通り、お金と広告の話です。

前半は、お金とはなんなのか?そして今お金はどのような価値を持っているのか?どのようにお金を集め、どのように回収するのか?を西野亮廣さんの体験をもとに綴られています。

 

後半は広告戦略の話。

西野亮廣さんが手がけている絵本「えんとつ町のプペル」は5,000部売れればヒット作と言われている絵本業界の中で、発行部数は驚異の32万部(2017年9月時点)。ヒットしたのではなく、ヒットさせた戦略が理由とともに述べられています。

 

端的で読みやすく、勉強になる1冊でした!

 

 

 


「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」は、2017年10月4日に発売された書籍です。

全310ページですが、文字も細かくなく、小難しい言葉もなく、時にユーモアも織り交ぜられていただので、3時間ほどで読めると思います。 

 

 

 

 

 

 

 

この記事の目次

 

 

 

 

著者の「西野亮廣」氏ってどんな人?

 

 
西野亮廣

・芸人、絵本作家、執筆家、実業家

漫才コンビキングコングのツッコミ担当。相方は梶原雄太

・主な著書

 魔法のコンパス 道なき道の歩き方

 えんとつ町のプペル  

 ほんやのポンチョ

 チックタック 約束の時計台

 バカとつき合うな(堀江貴文との共著)

 

 

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「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」の目次は?

 

 

◇はじめに

◇他人と競った時点で負け。自分だけの競技を創れ。

◇キミの才能を殺したくなければ、お金の正体を的確に捉えろ。

◇お金を稼ぐな。信用を稼げ。「信用持ち」は現代の錬金術師だ。

◇意思決定の舵は「脳」ではなく、「環境」が握っている。

◇入り口でお金を取るな。マネタイズのタイミングを後ろにズラして、可能性を増やせ。

◇作品の販売を他人に委ねるな。それは作品の「育児放棄」だ。

◇インターネットが破壊したものを正確に捉え、売り方を考えろ。

◇2017年1月。お金の奴隷解放宣言。

◇無料公開を批判する人間に未来はない。

◇過去の常識にしがみつくな。その船はもう沈む。逃げろ。

◇ネタバレを恐れるな。人は「確認作業」でしか動かない。

◇作品の無料化が進み、エンタメ業界は完全な実力社会になる。

◇その作品を守るために「著作権」は本当に必要か?

◇本を売りたければ、自分で1万冊買え。そこで必要なのは「財力」ではない。「努力」だ。

◇「セカンドクリエーター」を味方につけろ。

◇信用時代の宣伝は、口コミが最強。口コミをデザインしろ。

◇自分の作品と、社会を一体化させろ。

◇努力量が足りていない努力は努力ではない。誤った努力もまた努力ではない。

◇ニュースを出すな。ニュースになれ。自分の時間を使うな。他人の時間を使え。

◇お客さんはお金を持っていないわけではなく、お金を出す「キッカケ」がないだけだ。

◇インターネットは「上下関係」を破壊し、「水平関係」を作る。

◇《後悔の可能性》を片っ端から潰せ。

◇老いていくことは「衰え」ではない。「成長」だ。

◇次の時代を獲るのは「信用持ち」だ。

◇本ではなく、店主の信用を売る古本屋。『しるし書店』。

◇売れない作品は存在しない。キミの作品が売れないのは、キミが「売っていない」だけだ。

◇出版のハードルを下げ、国民全員を作家にするサービス、『おとぎ出版』。

◇踏み出す勇気は要らない。必要なのは「情報」だ。

◇おわりに

 

 

 

「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」の大まかな内容

 

 

売れない作品は存在しない。作品が売れないのは、「売っていない」だけだ! 

 

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クラウドファンディングで資金集め。

・「えんとつ町のプペル」の無料公開。

・絵本は「ネタバレ」がスタートライン。

・「著作権」をナアナアに。

・「えんとつ町のプペル」を1万冊個人で買った。

・口コミをデザインする。

・インスタグラムまでの導線をデザインする。

 

これ全て、西野氏が作品を売るために今の時代を読み、消費者の心理を徹底的に想像し、実際に行動に移したことである。

 

  

最後には、圧倒的な努力が必要だ。だから行動しよう!で締められている。

 

 

 

 

 

 

  

 

 
「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」を読んだ感想

 

 

正直、ここまで考えているのか!

 

という、西野亮廣氏と自分の間にある圧倒的思考量の差に愕然とした。

 

しかし、著者に比べたら私の思考の量など思考とすら呼べないレベルであったのだと理解することができたことは大きい。

 

なんせ、この本を読んでいる最中から、モノの見方、考え方、アンテナの張り方、泥臭く努力すること、そして何よりも行動することを恐れなくなったのだから。

 

 

時代を読み解く力、読み解いたあとはこれからの少し先の未来を想像し、仮説を立て、行動していく。

 

言葉にするとスラスラと当たり前のような話であるが、これを息を吸うように当たり前のように実践できている西野亮廣氏はすごい。

 

でも自分もまだ負けるわけにはいかない。

圧倒的努力でもって自分の夢を叶えることを改めて自分に誓った!

 

 

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しかし、西野亮廣氏は圧倒的努力で行動しているからこそ、東野幸治から「新世界の創造主」と呼ばれているのだろうな。笑

 

納得だ。

 

 

 

記憶に残った内容

 

◯作り方から創る。

・作り方を疑うことから始めると、何やら人が手をつけていない問題が見えてきた。

 

◯入り口でお金を取るな。マネタイズのタイミングを後ろにズラして可能性を増やせ。

・インターネットにより、全てのものがガラス張りになった今、お客さんの値段感覚は極めて正確だ。

・今あるマネタイズのポイントは、自分の目的に対して最適化されているか?

 

◯絵本はネタバレがスタートライン。

・絵本を買うお母さんの心理を理解する。

・人は「確認作業」でしか動かない。

 

 

本のカバーをめくると、表紙はまた別のデザインが。

そこには「えんとつ町のプペル」が描かれていた。

 

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こんな細かい箇所にも気を抜かず、次回作の絵本のPRをしているところに西野亮廣氏の貪欲さが垣間見える。

 

 

 

3年前に発行されている本ではあるが、「思考」と「圧倒的努力」と「行動」は今も変わらずに成果を出すために必要な要素である。そして思考するヒントがこの本にはたくさんある。

ブランディングマーケティングを勉強している人は必ず見た方が良い素晴らしい1冊です。

 

 ぜひ!

 

 

 

 

 

 

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